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TRADITION

日本の伝統から学ぶ

師と弟子の関係について

「師弟関係」と聞くと皆様どんなイメージをしますか?


どの分野にも師弟関係を見ることができますが、

日本には武道や様々な伝統文化が残されているのでその影響からでしょうか、

師弟関係という言葉がすんなりと入ってくる様な気がします。


師からは技術や想い、人生の生き方なども教わると聞いたことがあります。

世代を超え伝統を受け継ぎ守り紡いでいる。とても美しく慎み深い気持ちになります。


実は哲学の道も同じなのです。

ソクラテス―プラトン―アリストテレスなどは有名な師弟関係なのではないでしょうか。

師は知恵を教え、弟子は学んだ知恵を生かし教え、そしてそのまた弟子は、、、と受け継がれていくのです。

哲学を学んでいる私もそう。学んだ知恵を、生活を通して実践し自身を内面的に成長させていく。必要な時が来たら学んだ知恵を誰かに与えることも出来るはず。

そうやって広がっていくのだな、と。

私には師匠もいないし、弟子もいないと思った方。

そんなことはないかもしれません。

電車で席を譲る青年の姿を見たとき、道に迷って困っている人に話しかけるスーツ姿の男性を見たとき、こどもの何気ない純粋な一言にハッとさせられた瞬間など、

それは年齢や性別を超えた立派な師に映ります。

それを見て、自分も!と実践している姿を他の誰かが見て実践し、またそれを見た人が、、、となっていくのではないでしょうか。


誰かを思いやる純粋な気持ち、知恵、伝統など、

善いものは世代を超えて受け継がれる力があるのだと今回も学びました。

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