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TRADITION
日本の伝統から学ぶ
お辞儀
日本のあいさつと言えばおじぎ。
相手に頭を下げお礼をします。
頭を下げるという動作には「私はあなたの敵ではありません」「私はあなたを尊重します」という意味が込められています。
頭を下げるという姿で敬意を示すのは、なんだか日本らしさを感じますね。
このお辞儀というあいさつの形、実は中国の礼法を取り入れたのが起源なんだそう。
礼法が広まる前までは土下座だったみたいなのです。
ここで世界のあいさつを少し紹介します。
インドの伝統的なあいさつはナマステと言い胸の前で両手を合わせますね。
ナマステとはサンスクリット語(古代のインドから使われている言葉)で「あなたの中に存在する光(宇宙)に礼拝します」という意味があるそう。
タイの伝統的なあいさつはワイといい、胸の前で手を合わせておじぎをします。
「私はあなたを尊重します」という意味が込められています。
胸の前で両手を合わせるのはインドと似ていますが、タイでは手に少しふくらみを持たせた合掌の形なんだそう。その手の形は仏教と縁の深い蓮の花のつぼみを表しています。
とても美しく、あいさつに込められているものが深いですね。
さて、日本のあいさつに話を戻します。
「礼」この漢字由来をしらべると面白いことが分かります。
旧字は「禮」という漢字でした。
神にいにしえを捧げる台と甘酒を盛る為のたかつきの象形が組み合わさって生まれた漢字。
私たちは毎日お互いにお辞儀をしてお礼をしているのですね。
意味を知ったら神聖なこころであいさつしたくなりますね。
国によってあいさつの形は違うけれど、本質は変わらないということ。
大切なことに気づきました。
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