オンラインイベント 古代インド「バガヴァッド・ギーター」

現代社会を生きる私たちに教えてくれること − (2020/6/27)



新型コロナウイルスの感染拡大のため、ニューアクロポリスで初めて、オンラインでの講演を行いました。当日、ほんとうに多くの方にご参加いただきました。心より感謝申し上げます。

試行錯誤しながら実施しましたが、講演中のチャットで一部対応できなかったことなど、至らない点も多く、反省点として次回に活かしたいと思います。

また普段、横浜へ来られない方ともつながることができました。スタッフ一同、喜んでいます。イベントの終了後は無事に実施できたことで、皆で安堵しました。参加者のみなさまから力をいただき、スタッフにとって忘れられない良い日となりました。また少しずつ成長していきたいと思っています。


ニューアクロポリスの哲学コースでも紹介しているバガヴァッド・ギーターについて、当日の講演から、簡単に記します。





アルジュナとクリシュナ

パンダーヴァ族とカウラーヴァ族の戦いを描いています。パンダーヴァ族の王子であるアルジュナと、師であり、御者、神の化身でもあるクリシュナとの聖なる対話という形をとり、内面の葛藤を中心テーマとしています。アルジュナは、クリシュナに導かれて、自分の短所を克服し、戦うことを決意します。カウラーヴァ族(親族でもある)との戦いは、カウラーヴァが自分自身の短所、パンダーヴァが長所、すなわち自分自身との戦いです。精神性の極みに到達しようとする葛藤は、人類全てに共通のテーマであり、多くの人々に読まれている要因だと思います。

インドの多くの神

講演でお伝えしたのは、創造の神ブラフマー、維持を司るヴィシュヌ、破壊の神シヴァ。破壊の神と聞くと、少し怖いですが、次の創造のための破壊です。私たちが存在し得るのを、創造と破壊と表現します。物事は変化します。


ダルマとカルマ

ダルマとは、法や様々な概念を指すことばです。ここでは、クシャトリア(王族・武士階級)として自己の義務の遂行、定められた行為の専心です。戦いに身を投じる名誉と勇気は、古代ギリシャ・ローマの価値観を思い出します。

ダルマとカルマという意味では、ダルマが一本の道でカルマは作用・反作用、アクション・リアクション。また日本語で因果応報という意味です。

カルマを試練、成長する機会と理解します。





心の性質「トリグナ」

3つの心の性質という意味です。

サットヴァ(純質)、ラジャス(激質)、タマス(暗質)。

純質は、汚れのなく調和がとれていて健康な状態。激質は、激情を本性とし、渇愛と執着とを生じます。暗質は、無知から生じ、怠慢、怠惰、睡眠によって主体を束縛します。

純質からは知識を生じます。良い生き方をする上で、知識と知性の重要性を伝えています。「知識のある人にとって私は、この上なく愛しく、私にとって彼は愛しい」とクリシュナは言い、さらに、この3つを超越した究極の境地についてアルジュナに語っていきます。



当日のスピーカーが、まとめたこと、また終了後に聞いたことをお伝えします。


「インストラクターとして、バガヴァッド・ギーターは非常に深く、以前何度も、お話をする機会はあったのですが、毎回、新しい発見があると感じています。

今回意識したことは、映画スターウォーズ(神話学者のジョーゼフ・キャンベルがアドバイザーを務めています)との共通点やギリシャ哲学、特に仏教との関連についても伝えることを目指しました。

普遍的な知恵についての作品で、人生のための象徴になっています。試練と向き合い、それを成長の機会と思えば、日常生活も面白くなります。今日の内容について全て覚える必要はなく、興味あるところを追求してもらえればと思います。

今後も、ズームに限らず、いろいろな方法で、活動していきたいです」



人生訓として、また深くヨーガについて考えたり、システマティックなインド哲学を楽しんでいただけたらと思います。


また、ぜひお目にかかれますように。



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