寒空のもと、多くの方にお集まりいただき、六国峠ハイキングコースを歩く哲学ウォークを開催しました。
気持ちのいい森の中に入り、まずは五感を開くワークをします。
私たちは、豊かな五感を与えられているにもかかわらず、忙しい日々の中では視覚だけを酷使してしまうことが少なくありません。
自然の中にいる時だけでも、聴覚・触覚・嗅覚も目覚めさせて、森を満喫しようという提案です。鳥の声やひんやりした冬の風をみんなで感じました。
横浜市金沢区から始まる「六国峠ハイキングコース」は、江戸時代に周遊路としてよく歩かれていたルートで、馬頭観音やお寺の跡も残る歴史を感じる散策路です。
途中、金沢八景方面を眺め、遠くは房総半島まで見渡すことが出来ました。高層建築がなかった時代には、さぞ見晴らしのよい丘であったろうと、参加者の皆さんとともに思いを馳せました。
今日のシェア会では、「日々を新しく見ること」「謙虚さ」「許し」をテーマにしたコメントが多く語られた印象がありました。
今日皆さんにお配りした名言集を最後に掲載します。ご覧になる皆さんにこれらの言葉が届きますように。
・人に従うことを知らないものは、よき指導者になりえない。(アリストテレス)
・人生は馬である。馬を乗りこなすか、馬に連れて行かれるかどちらかだ。(ソクラテス)
・有の以って利を為すは、無の以って用を為せばなり(役にたたない実用性のないようにみえるものに、実は真の有益な働きがある)(老子)
・毎日をまったく違う人生と見なすべきだ。(セネカ)
・心で思うことは実現します。正しい心の持ち主には、幸運がついてくるものです。(ブッダ)
・幸福はどこにあるのか?名誉を愛する人は他人の行為の中にあると考える。快楽を愛する人は自分の感情の中にあると考える。悟った人は自分の行動の中にあると考える。(マルクス・アウレリウス・アントニヌス)
・止まりさえしなければ、どんなにゆっくりでも進めばよい。(孔子)
・石工はみんな知っている。小さい石もないと、大きな石だけでは石垣は上手に積み上げられないと。(プラトン)
・美徳とは調和である。(ピタゴラス)
・許すことは復讐に勝る。(エピクテトス)
次回は、3/2(日)にJR田浦駅に集合して、田浦梅の里を歩く哲学ウォークを実施予定です。お楽しみに!


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