梅雨空の合間、哲学ウォークが開催されました。
今日の出発点は京急線浦賀駅。江戸時代にはお城もあり、番所もあった歴史ある土地。由緒ある寺社が残り、小さな町にしてはいくつもの和菓子屋さんがあります。今はお役目を終えた造船所も。通り道で蔵を見かけ、歴史ある港町の風情が下関と似ていると感想を述べたメンバーも。
ペリーが来航した浦賀湾に沿い、今日の目的地、愛宕山公園へ。雨で育った野草たちの草いきれで少し蒸し暑い公園内。植物たちの放つかぐわしい空気と、湾を見下ろす景色の中、哲学名言との対話から得た感想をシェアしました。
「人生の時間が短いのではなく、私たちの意識、使い方がそれを短くしている」
「因を外に求めず、内側に求めることが大切」
「災害に遭ったがそれを嘆いているのではなく、今を生きていきたい」
「子どもの頃から、人も植物もみな同じだという感覚がどこかにあった。そう言明している名言に会えて嬉しかった」
「人は視覚に頼りがちだが、本来の眼、魂の眼を大切にしたい」
というようなシェアがありました。
シェアされた名言は以下です。
・人生は短いのではない。我々がそれを短くしているのだ。(セネカ)
・過去は追ってはならない、未来は待ってはならない。ただ現在の一瞬だけを、強く生きねばならない。(ブッダ)
・人の本性はみなほとんど同じである。違いが生じるのはそれぞれの習慣によってである。(孔子)
・何にもまして重要なのは、あなた自身を敬うことだ。(ピタゴラス)
・普通の人物の立場や性格は、便益や苦痛はいつも外物からもたらされると考える。哲学者の立場や性格では、便益も苦痛もすべて自分自身からもたらされると考える。(エピクテトス)
・何かを学ぶとき、実際にそれを行なうことによって我々は学ぶ。(アリストテレス)
また、次回哲学名言とともに皆さんと歩けることを楽しみにしています。
Comments