天気が好転し、時折陽がさす秋めく日、哲学ウォーク開催しました!
公園の敷地に入って、まずは新たな試み、五感を開くミニワークから開始。
現代を生きる私たちは、スマホやパソコン、テレビなど、視覚だけに偏った生活をしています。しかし、私たちには聴覚、嗅覚、触覚、味覚も備わっています。
秋の涼風を肌で感じ、森の匂いを嗅ぎ、鳥の鳴き声を聞いて、私たちが持っている感覚を思い出します。
森を歩きながら、桂の葉、ドクダミ、桜の落ち葉の香り、熊笹の葉の感触を確かめていきます。
それまで表情の固かった参加者たちに自然と笑みがこぼれ、無心に葉っぱの香りを楽しむ姿が印象的でした。
シェア会前には、まさかりが淵前の川に足を浸し、童心に返ったように喜ぶ姿はこのイベントの開催者冥利に尽きました。
シェア会でも、「"己を愛す"ということがどういうことか分からないからこの名言を選んだが、それはどういうことなのか自分の中で考えていくことが大切だと感じた」
「今日は、地球の体温を感じた。こういうことを忘れていた」「学習とは、己から発心したものでないと身につかないと改めて思った」等、心からの言葉が発せられ意義深いものとなりました。
本日皆さんにお配りした名言集を以下に記します。ご覧になる皆さんにもこれらの言葉が届きますように。
・治そうと思う者は、もう半ば治っている。(セネカ)
・今の瞬間だけに生きよ!(マルクス・アウレリウス・アントニヌス)
・一番小さなことでも満足できる人が一番裕福である。何故なら満足を感じることが自然が与えてくれる富だからだ。(ソクラテス)
・すべての哲学は持続と自制、この2語に関するものである。(エピクテトス)
・自分自身の彫刻家であれ!(ニーチェ)
・人生は、解決されるべき問題ではなく、経験されるべき現実である。(キルケゴール)
・己の寝台を己のための寺院とせねばならず。(ピタゴラス)
・何人にも恩恵を施す者は、他人より愛されるよりも多く己を愛す。(アリストテレス)
・無理に強いられた学習というものは、何ひとつ魂のなかに残りはしない(プラトン)
・義を見てせざるは勇無きなり(孔子)
次回の哲学ウォークは、10/27(日) 横浜・金沢文庫称名寺の裏山を巡ります。お楽しみに!


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